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P&Gジャパン合同会社

Be Your Best Self -多様な社員一人ひとりが自分らしく活躍するために。P&Gの“GABLE”とは?

「平等な機会とインクルーシブな世界の実現(Equality & Inclusion =E&I)」を経営戦略の一環として掲げているP&G。

多様な社員一人ひとりが自分らしさを大切にしながら能力を最大限に発揮できる組織作りに取り組み、多様性あふれる社員がイノベーションを生み出し、世界中のお客様へ新たな価値を提供していくことを目指してきた。
そんな様々な取り組みが評価され「PRIDE 指標」では2 年連続の最高評価「ゴールド」に加え、2021年に新設された「レインボー」認定を共に受賞した。

ここではそんなP&Gの取り組みについて紹介していこう。

P&Gに広がる当事者とアライ社員「GABLE」の輪

「P&Gには『GABLE』という独自の言葉があります。
これは『ゲイ・アライ・バイセクシュアル・レズビアン・トランスジェンダー・エンプロイー』の略で、LGBTQ+当事者とサポートするアライ社員の総称です。「GABLE」では、LGBTQ+の社員や共に活動するアライ、そして全ての社員が安心して自分らしく、最大限の能力を発揮することが出来る、安全かつインクルーシブな職場環境をつくることを使命に様々な啓発活動に取り組んでいます」(P&G社、以下同)

日本ではすでに200名を越える社員がGABLEとして活動し、社員向け GABLE 研修、アライ希望者への アライ講習、 ステッカー等によるアライの表明、福利厚生制度の整備(同性パートナーシップ)等、社内の理解促進と制度の整備に取り組んでいる。

また、採用においても一人一人が持つ多様な違いを受け入れ、それぞれ社員が 持つ多様性を積極的に活用していくための採用活動を実施。
面接担当者に対する研修、エントリーシートの性別選択肢(男・女・答えない)、 内定者への GABLE 活動の紹介/研修等を行っている。

「アライ育成研修」の社外への無償提供

P&Gでは自社のみならず、社外に向けた啓発活動にも注力している。

「2021 年 5 月からは新たに、LGBTQ+に対する「アライ」(理解者・支援者)の輪を日本社会に広げることを狙いとした研修プログラム「アライ育成研修」の社外無償提供を開始いたしました。
当初は社員啓発を目的に社内向け研修として実施していましたが、P&Gのこれまでの知見や失敗も含めた経験を社外に提供することで、誰もが自分らしく活躍できるインクルーシブな職場・社会づくりに貢献したいという想いから、プライドハウス東京の協力の下、社外のさまざまな方にも受講いただけるプログラムへと改編。現在までに 40 社、合計 319 名以上の社外の企業や団体に提供いたしました」(同)

講義とワークショップの 2 つのパートから構成されている「アライ育成研修」。
前半の講義パートでは、性の多様性についての知識を身に付けるほか、P&Gの事例などを通し、インクルージョンの重要性について理解を促進します。そして、 後半のワークショップでは、参加者同士でのディスカッションを通して、参加者一人一人が、「アライ」がもたらすものとは何か、明日から「アライ」として何ができるかを考え、少しでも多くの参加者が「アライ」としてのスキルを身に付けることを狙いとしているという。

社外活動〜日本人5000人を対象にした全国調査の実施

また、P&Gは2021年に、15歳〜69歳の5,000人を対象に、LGBTQ+とアライに関する全国調査を行った。

「半数以上がアライの考え方に共感しているも、共感しても行動しない理由の4割強は『身近にいない』『自分に何ができるかわからない』というものでした。知識としては知っていて、受け入れる気持ちがあっても、身近にすでに存在しているはずの当事者の存在に気づけていないなど、知識不足で行動に至れていない実態が明らかになりました」(同)

当事者においては当たり前のことでも、日本でのLGBTQ+に対する理解はまだまだこれからというのが現状だ。

社内外にP&Gの活動は、その理解促進の大きな手助けとなるだろう。
もし近い未来、同じような調査が行われたらどういった結果が出るだろうか。
今から楽しみでならない。